昔のハネは2ヒロだった

昔の話で恐縮ですが、私がハネ釣りを始めた1993年ごろ、ハネ釣りの基本のタナは2ヒロと教えられました。実際現在でもこのくらいの浅ダナで釣れることもあります、それに、このくらいのタナで釣れる岸和田一文字以外のポイントもたくさんあります。このクラムは、参考程度に知っておいて欲しいなぁ・・・、なんて思うコラムですね。どうぞお楽しみ下さい♪

私が最初に教えられた、岸和田一文字の各ポイントの基本的なタナは以下のような感じでした・・・

  • 中波止は2ヒロ
  • 旧の一文字も2ヒロ
  • 沖一文字は深いから2ヒロ半

中波止は2ヒロでも釣れるんですが・・・現在良く当っている基本的なエビ撒き釣りのタナのおおよその目安は・・・

  • 中波止はマヅメなら2ヒロでいいと思いますが、寒の時期や日中などは2ヒロ半に分がある。水路などは3ヒロ半くらいで釣るのも普通
  • 旧一文字は、内向きなら浅くて3ヒロ、深く狙う時は4.5ヒロから5.5ヒロくらいまで広範囲に探る感じ。外向きもおおよそ3ヒロ前後狙う釣りが多い(夏場の水温が上がった時は1.5ヒロとかもあります)
  • 沖の一文字は、深く釣る方が確立が高いです。標準で4.5ヒロから5.5ヒロ、冬場や春先などは内向きの釣りに分がある場合が多く、6ヒロから6.5ヒロくらいを狙って結果を出す人が多い(夏場スリットにハネの卦が出たときは2.5ヒロから3ヒロくらいがパターン)

岸和田一文字の魚のタナが深いことは、落としこみのチヌなどにもその傾向があります。武庫川一文字の常連などに話を聞くと、明らかに違いますし、岸和田一文字の落とし込みの名手・松原氏は「一回底まで落としてみる必要もある」とも言っています。

魚は進化したのか?、そんな事は無いと私は思ってます。

環境が大きく変わったことに、原因があるんチャウか?こう思うんですが・・・

水質の違い

チョット断っておきますが、私に最初にハネ釣りを教えてくれた人たちは、かなりの強者の人たちでした。80アップの超良型も数え切れないくらい釣った実績があり、単純に考えて彼らは名手と呼ぶにふさわしい人たちだったわけです。

その彼らが教えてくれたタナと現実の釣れるタナの違い。私はこう思ってます。

昔の比べると大阪湾の水質は上がっている彼らがガンガン釣っていた時代と、私がハネを狙いだした時代とでは、一般的な環境問題に対する考え方が大いに異なる背景があった。

当時、20年前からハネ釣りをしているという人は、70年代から80年代に掛けて釣行を繰り返していた人たちで、高度成長期の汚れた大阪湾が回復し始めて間もない頃だった・・・、私はこう推測しました。

対して、私がハネ釣りを始めた90年代初頭は、環境問題に対する一般市民の理解も深まり、当然工場の排水がそのまま海に垂れ流されるような事は無くなって久しい時代であったと思います。

基本的に、汚れた海はにごります。綺麗な海は透明度もよく、水中の魚たちを元気にする海水中の酸素も豊富な事は簡単に想像できるおもうんですね。海水中の酸素って、植物性プランクトンが多く発生すると、酸素が豊富になる。当然、酸素が豊富になると、魚たちも元気に泳ぎまわるようになるんチャうん?、こう思ってました。

植物は光合成をして、二酸化炭素を吸って酸素を吐き出す。普通はこうですよね?

海水が汚れていては、太陽の光を求める植物性プランクトンは出来るだけ海面に近い浅いタナに多く生息していた。汚れた海水は透明度が悪いため、太陽の光をエネルギーに変える植物性プランクトンは、深いところ(底付近)には生息域を持って行きにくかったんチャウか?、そのため、底付近は海中の酸素が不十分で、魚たちの居心地が悪かった、ゆえに浅いタナで魚を狙った方がたくさん釣れたのでは?、こういう自説を立てた事があります。

水質の悪い昔の時代は、底付近の酸素が不十分で、魚たちは危険を冒してでも、浅いトップレンジ付近にまでエサを取りにくる必要があった。水質が良くなってきて、底付近でも十分な酸素が得られる今の時代は、普通に敷石をタイトに狙いをつけたほうが魚が当りやすくなった!、だから深いんチャウん?、私が超深ダナに狙いをつけた時、こういう事を思っていました。

ハネ、チヌは底物か?

当時は出来るだけ浅めで釣る方が「釣りが上手」、こういう空気がチョットあったんですが、底撒きカゴを使用してピンポイントにポイント設定をするハネ釣りは、深いところを狙った方がポイントの設定がやりやすく、大型が出やすい傾向にある事に、私は気づいてました。「ハネ釣りの基本といわれている事が間違っている」、こうも思ってました。

このハネも底で食ってきました岸和田一文字では、チヌのタナも底付近になる場合が多いです。このため、エビ撒き釣りでチヌも相当な数を釣りこなした経験があります。

「ハネとチヌは底物やで・・・」なんてよく言ってました。(^◇^)

これ10年前の話ですが、未だに私は、エビ撒きシャクを波止に持って上がらないです。上から撒く必要を殆ど感じないからですね。

一般の釣り情報誌では、エビ撒きシャクでエビを撒く場合、シャクに一杯掬って、「軽くシェイクしてエビを弱らせてから撒く方がタナに届きやすい・・・」、なんて話もありますが、エビの活きで勝負するエビ撒き釣りは当然マキエもピンピンと飛び跳ねていた方が集魚効果があるに決まっている、こうも思ってました。「軽く握って弱らせてから撒く」とか「エビを気絶させてから撒く」といった情報には、強烈な矛盾を感じていたわけです。だったら、カゴに入れて、ポイント付近でピンピンしてもらった方がエエのとチャウか?、天邪鬼だからでしょうか?こういうの、メチャクチャ思っていたんですね。

魚が元気に泳げる底付近に狙いをつけて、底付近に活きのイイエビを放つ!

こうやってポイント設定をやれば、かなりエビ撒き釣りは確立上がると思うんですが、いかがでしょうか?